ロッテ益田 二刀流トレ 来季は守護神候補「西野を超えないと」

[ 2016年11月20日 05:30 ]

ティー打撃を行う益田

 ロッテ・益田が「二刀流トレ」を取り入れた。今季チーム最多の61試合に登板し、防御率1・83をマークした右腕は、千葉・鴨川秋季キャンプには参加せず、ノースローで練習。ボールの代わりにバットを握り、ティー打撃をこなした。

 「母指球(親指の付け根部分)で踏ん張って回転することで投球にも切れが出る。やらないと投球にも影響するので、オフも継続してやっていきたい」。体をひねるトルネード投法の益田にとって、打撃の「回転」が投球にもつながる。

 高校までは内野手だったこともあり、打撃は得意だ。今季からティー打撃を取り入れ、左右の両方で打ってバランスも意識している。練習を見守った小野2軍投手コーチは「ティーは下半身と上半身の連動で打球を飛ばすから、全身を鍛えられる。投手にとってもいい練習になると思う」と説明した。

 来季は守護神・西野が先発に転向するため、益田が抑え候補に挙がっている。2年目の13年には33セーブを挙げ、最多セーブに輝いた実績もあるだけに「特に投球を変えることはない」。今季、西野が右肘痛で2カ月間離脱したときも代役ストッパーを任され、14セーブを挙げた。史上5人目となる入団から5年連続50試合登板も続ける鉄腕は「いい成績を残した西野に代わって抑えをやるなら、西野を超えないといけない。自分の数字(33セーブ)も超えたい」と意気込んだ。 (渡辺 剛太)

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2016年11月20日のニュース