大谷、今オフはWBC球トレ 投手メインの本番へ滑るボールに慣れる

[ 2016年11月15日 05:55 ]

侍ジャパンの大谷

 日本ハム・大谷は、オフもWBC使用球を継続して使い、「侍モード」で調整する。

 メキシコ、オランダとの強化試合では打者として、本塁打を含む11打数5安打、打率・455と活躍したが、来年3月のWBCでは基本的に「投手メイン」で起用される。NPB公式球より滑りやすいとされるボールにとにかく慣れることが狙いだ。

 今回の強化試合で侍投手陣は4試合で29失点するなど、ボールへの対応は深刻な課題。大谷は打者としては「重くはない。どちらかというと軽い」とボールの印象を口にし、練習日にブルペン入りした時には「そんなに気にしていない」と問題ないことを強調していた。だが、12月の自主トレから使うことで、WBC開幕まで約3カ月間、準備に充てられる。準決勝、決勝はロサンゼルスで行われるため、同じ乾燥気候の下、2月のアリゾナキャンプでWBC使用球を投げることも大谷にとっては貴重な経験だ。

 大谷はこの日、オフの拠点である2軍本拠地・鎌ケ谷に姿を見せなかった。今後はレンジャーズのダルビッシュらとの合同自主トレにも参加予定。世界一奪還へ、二刀流は着々と準備を進める。

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2016年11月15日のニュース