レッドソックス FA上原と再契約前向き「話し合い続けていく」

[ 2016年11月9日 05:30 ]

レッドソックスの上原

 大リーグのGM会議が7日(日本時間8日)、アリゾナ州スコッツデールで始まり、レッドソックスのデービッド・ドンブロウスキー編成本部長(60)が、自軍からFAとなった上原浩治投手(41)との再契約へ前向きな姿勢を示した。

 「コウジのことは、うちの監督が起用法を含めて一番分かっている。我々は再契約へ向けての話し合いを続けていく」と編成トップは明言した。レ軍は上原の他に、田沢、ジーグラーと有力救援投手がそろってFAに。守護神キンブレルは健在だが、8回を任せるセットアッパー獲得が最優先事項になっている。今季はキンブレル離脱時に抑えを任せ、右胸筋肉離れから復帰後は11試合連続無失点だった右腕を「素晴らしい仕事をした」と高く評価。今季年俸900万ドル(約9億3600万円)から、基本給を500万ドル(約5億2000万円)前後に下げて出来高を設定し、再契約にこぎつけたい意向だ。

 また、来年3月のWBC出場についても「健康であれば我々からサポートしていく」と派遣容認を約束した。再契約となれば、守護神選出を望む侍ジャパンサイドにとっても朗報となりそうだ。 (笹田幸嗣通信員)

 ≪FA格付け31位≫米誌スポーツ・イラストレーテッド電子版は今オフのFA上位50選手の格付けを発表し、日本選手では上原がただ一人31位に入った。「チームは多くの中継ぎ投手をFAで失うかもしれないが、上原は再契約したい選手の一人だろう」と指摘し、各選手ごとに載せている「理想の所属先」もレッドソックスとした。

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2016年11月9日のニュース