ヤマハ悲願初V! 巨人ドラ4池田駿10K力投 31年ぶり3度目決勝でついに 

[ 2016年11月8日 20:33 ]

第42回日本選手権決勝 ( 2016年11月8日    京セラD )

<ヤマハ・日本通運>6回裏2死一、二塁、生還した鈴木光(左から2人目)らを出迎えるヤマハナイン

 社会人野球の第42回日本選手権は8日、京セラドームで決勝戦が行われ、2大会ぶり23回目出場のヤマハ(静岡)が、9大会連続19回目出場で22年ぶりの優勝を狙った日本通運(埼玉)に3―2で競り勝ち、悲願の初優勝を果たした。

 準優勝した1985年以来31年ぶりに決勝へ進んだヤマハは、今年のドラフト会議で巨人に4位指名された先発左腕・池田駿投手が8回途中1失点と好投。5回まで無得点に抑えられていた日通の先発左腕・高山から打線が6回に一挙3得点を挙げ、日通の反撃を2点に抑えて逃げ切った。

 ヤマハは6回、先頭の9番・青柳が右前打で出塁。犠打で送った1死二塁の場面で2番・鈴木光の打ったゴロを相手遊撃手がはじいて先制。さらに2死一、二塁としてから5番・河野が左中間へ2点適時二塁打を放ってリードを3点に広げた。

 投げては先発左腕・池田駿が8回途中まで毎回の10三振を奪い、8安打を打たれながらも1失点と好投。8回に2死一、二塁のピンチを招いて降板し、2番手・九谷が最初の打者に四球を与えて満塁としたが得点は許さず、9回の反撃も1点に抑えた。

 1976年に初出場し、80年と85年に続いて31年ぶりに決勝進出をつかんだヤマハ。“3度目の正直”でついに頂点に立った。
 

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