救援投手はサイ・ヤング賞対象外?大物代理人激怒「バカげた話」

[ 2016年11月8日 13:48 ]

最優秀救援投手賞の授賞式に姿を見せたオリオールズのザック・ブリトン投手 (AP)

 7日に全米野球記者協会(BBWAA)が選ぶ各タイトルの最終候補が発表され、ア・リーグのサイ・ヤング賞にはタイガースのジャスティン・バーランダー(33)、レッドソックスのリック・ポーセロ(27)、そして、インディアンスのコリー・クルバー(30)が入った。受賞者は16日(日本時間17日)に決まる。

 バーランダーは254三振で自身4度目の最多奪三振王。ポーセロはメジャートップの22勝で最多勝のタイトルを獲得。クルバーも自己最多タイの18勝に加え、3年連続200超えとなる227奪三振でチームをワールドシリーズ進出にまで導いた。

 この人選に異論の余地はないだろうか。いや、大物代理人として知られるスコット・ボラス氏(64)は納得していない。自身の顧客であるオリオールズのザック・ブリトン投手(28)が最終候補に入っていなかったのだ。

 チームの守護神であるブリトンは69試合に登板して2勝1敗47セーブ、防御率0・54。リーグ最多セーブのほか、セーブ失敗はシーズンを通して一度もなかったことも光る。また、防御率は少なくとも50回以上を投げた投手(ブリトンは今季67回)としてはメジャー歴代最高の数字だった。

 ボラス氏は言う。「野球記者はクローザーをサイ・ヤング賞の対象外としている。バカげた話だ」。オリオールズのショーウォルター監督も大物代理人に同意。「ザックは他のどの投手よりも素晴らしかった。先発投手のように5日おきではない。毎試合で素晴らしかったのだ」とコメントしている。

 BBWAAの各タイトルに「最優秀救援投手賞」なるものはない。ただ、大リーグ機構がア・リーグを「マリアノ・リベラ賞」、ナ・リーグを「トレバー・ホフマン賞」として優れた救援投手を表彰しており、ブリトンはこちらに選出されている。

 NBCスポーツは「簡単に悩みは解決。BBWAAが最優秀救援投手賞を制定すれば、救援投手をサイ・ヤング賞の候補から外すことができる」としているが、先発以外でもそれ相応の活躍があれば、投手最大の栄誉を手にしたいと思うもの。それがマウンドに上がる人間の性なのだろう。

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