糸井FA行使 オリ残留か虎入りか…早ければ12日にも決断

[ 2016年11月8日 06:00 ]

記者の質問に答える糸井。残留か、FA移籍か。可能性は半々?

 オリックスの糸井嘉男外野手(35)が7日、京セラドーム大阪内の球団事務所で今季に取得したフリーエージェント(FA)権行使の申請書類を提出。自らの言葉で行使の意向を初めて表明し「早い段階で決められたら」と早期決断を示唆した。獲得を目指す阪神は交渉解禁日となる11日に速攻アタックする方針を固めており、オリックスも翌12日に再交渉する可能性が高い。12日にも決着する可能性が出てきた。

 正午過ぎ、今オフ最大の主役である糸井が、オリックスの球団事務所に姿を現した。1日に長村裕之球団本部長に電話で権利行使を伝えて以降、初めての公の場。手に持った申請書類を見せ「(背番号と同じ)7日なんで、今日にしました」とおどけたが、注目すべき発言が糸井本人の口から漏れた。

 「早い段階で決めないといけない。球団の編成にも迷惑をかけるし」

 権利行使をするか否かで相当に悩んだはず。実際、この日も「(オリックスに)すごい思い入れもあるし、FAするということは出る可能性もあるということ。一日一日、気持ちは朝起きたら変わっていたりして、結構悩みました」と改めて胸中を明かした。

 03年に自由獲得枠で日本ハムに投手として入団。06年途中に野手に転向し日本を代表する外野手へと成長した。13年にオリックスにトレード移籍後は14年に首位打者、今季は盗塁王のタイトルを獲得した。他球団の評価を聞きたいというのは自然の流れと言える。

 「野手をやって10年たって…。(当初は)FA取れるとは思わなかったですが、こうやって取れるようになって。手を挙げてくれる球団があるかもしれないということなので、やはり話は聞いてみたいと思いました」

 阪神が獲得に乗り出すという報道は糸井の耳にも入っている。そのことについて聞かれると「言ってくださるのは、選手としてはすごくうれしいこと」と一人の選手として歓迎した。

 すでに、オリックスからは4年総額18億円(推定)を提示されている。「余るぐらいの評価をしてもらった」と感謝する一方で、自らの信念に基づき権利行使となった。「逆に言えば、まだ野手やって10年なので、まだまだ伸びしろがあると自分では思っている。自分が成長できる環境で。もっと成長できると思ったところでやりたい」と決定条件の根幹を示した。

 この日は薄いベージュのスーツにネクタイを着用。最もインパクトがあったのが、トレードマークだった金髪が、黒くなっていたことだ。「はやっているから」と笑ったが、今までとは違う気持ちになっている表れとも考えられ、阪神優勢?と、とれなくもない。

 「まだ、これからも悩むと思います」と展望を語ったが、交渉解禁となる11日には阪神と、翌12日にはオリックスと再度の交渉をする可能性が高い。「Xデー」は最速12日。決断の日は迫っている。

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