勝負の行方は最終第7戦へ!カブスが快勝で逆王手 イ軍はホームで痛い敗戦

[ 2016年11月2日 12:41 ]

ワールドシリーズ第6戦 ( 2016年11月1日    クリーブランド )

<ワールドシリーズ第6戦>3回に飛び出したラッセル(手前)の満塁弾に歓喜するカブスベンチ (AP)

 ワールドシリーズ(7回戦制)の第6戦は1日(日本時間2日)にクリーブランドで行われ、カブスがインディアンスに快勝。これで対戦成績は3勝3敗のタイとなり、ワールドチャンピオンの行方は翌日の最終第7戦に持ち込まれた。

 カブスは初回にいきなり3得点。2死からブライアントに2戦連続の左越えソロが飛び出すと、リゾとゾブリストの連打で一、三塁。この場面でラッセルが放った右中間への平凡な飛球を右翼・チゼンホールと中堅・ネークインがお見合いしてしまい、2人の走者が生還した(記録はラッセルの二塁打)。

 3回は満塁の好機でラッセルが今度は会心の一振り。替わったばかりの2番手・オテロから中越えのグランドスラムを放ち、7―0とリードを広げた。9回には4番・リゾに右越え2ランが飛び出し、カブス打線は13安打9得点。

 先発のアリエッタは6回途中、5回2/3を投げて3安打2失点で降板。奪三振は毎回の9つと見事な投球を披露した。7回2死からは守護神チャプマンが登場。4つのアウトを奪ったが、9回の先頭打者に四球を与えたところで降板。最後はストロップ、ウッドとリレーした。

 インディアンスは先発のトムリンが2回1/3を投げて6安打6失点。第3戦では5回途中無失点と好投を見せたが、この日はカブス打線につかまり、早々での降板を余儀なくされた。その後のマウンドに上がったオテロも満塁弾を浴び、序盤に7点のビハインド。打線は中盤に2得点で反撃し、9回にもペレスの適時打で粘りを見せたが、大量失点が重くのしかかった。

 今シリーズはインディアンスが第4戦で3勝1敗と先に王手を懸けたが、ここからカブスが巻き返して2連勝。第7戦に勝利すれば、カブスは108年ぶり3度目、インディアンスは68年ぶり3度目のワールドチャンピオンが決まる。

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