星野副会長 西武・岸を口説く!「蝶ネクタイ締めて行くしかない」

[ 2016年11月2日 05:56 ]

秋季キャンプを視察し梨田監督と話し込む星野副会長(右) (右)

 西武・岸孝之投手(31)が2日にも、保有する海外フリーエージェント(FA)権行使の手続きを取る。楽天の星野仙一球団副会長(69)は1日、地元仙台出身の通算103勝右腕の獲得交渉に直接出馬する意向を明かした。 FA有資格選手

 熱意は自ら伝えるのが一番だ。岸が海外FA権の行使を正式に表明し、交渉解禁日を迎えれば、「闘将」の出番だ。

 「行かなあかんやろ。蝶ネクタイ締めて行くしかない」

 星野副会長の頭には、フォーマルな装いで臨むイメージまでが描かれていた。当該選手の名前を出すことはタンパリング(不正交渉)にあたるため避けたが、楽天が地元・仙台が生んだ西武のエース獲得を狙っているのは事実。10年間で7度の2桁勝利をマークするなど通算103勝を誇る右腕は、先発の柱が則本しかいないチーム事情を考えれば、補強対象としてうってつけの存在だ。交渉の席を設けた際には星野副会長自らがテーブルに着き、口説き落としにかかる。

 昨年もロッテからFA宣言した今江との初交渉で交渉役に乗り出し「あまり頭を下げたことがない人間が頭を下げましたよ」と猛烈アタック。見事、獲得に成功した実績がある。2年続けて熱いラブコールを送る。

 この日、チームは岡山県の倉敷マスカットスタジアムで秋季キャンプを開始。視察した星野副会長は「3年連続Bクラスは本当に恥ずかしい。なぜこうなったか、3年間を検証し、勝つ執念でやれ」とふがいない成績が続くナインに喝。その上で「キャンプは監督に任せて、私はドラフトやトレード、FA、そういう仕事がたくさんある」とチーム編成の最高責任者として、戦力補強が急務であると強調した。

 午前9時から日が傾き始める午後3時すぎまで6時間以上、球場に滞在。「近くに行ったら、いろいろ言ってしまう」と梨田監督ら現場の指導者に配慮し、オコエや内田ら若手の練習を遠目で見守った。13年の日本一以降、6位→6位→5位と低空飛行を続けるチームには、もどかしさを感じている。来季に復活優勝を果たすため、大型補強は必須条件。自らが切り札となり、熱い言葉で岸のハートをつかむ。(徳原 麗奈)

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