糸井FA決断で一騎打ち!オリ4年18億VS阪神高額出来高

[ 2016年11月2日 05:31 ]

オリックスの糸井

 糸井がついに決断した。この日、球団に国内FA権を行使する意向を伝え、本人から連絡を受けた長村裕之球団本部長は「“夜も眠れないくらい考えて、いろいろな人に相談した”と言っていた。その結果、(FA)宣言して他球団の評価を聞いてみたいということだった」と説明した。

 糸井は13年に日本ハムからトレードでオリックスに移籍し、14年に首位打者を獲得。今季は全143試合に出場し、打率・306、17本塁打、70打点、53盗塁で盗塁王のタイトルを初めて獲得した。今オフのFA市場で最大の目玉。オリックスは宣言残留を認めており、既に4年総額18億円前後の大型契約を提示している。獲得を目指す阪神も負けていない。高野栄一球団本部長は「現時点で球団としてコメントすることはない」と話すにとどまったが、3年以上の長期契約に高額な出来高を検討している。早ければ、交渉解禁となる11日にもアタックする。

 オリックスは糸井が他球団に移籍した場合に備え、移籍を前提にFA権を行使することが濃厚な日本ハム・陽岱鋼(ヨウダイカン)の獲得調査を行っている。とはいえ、糸井の流出阻止が最優先事項。高知市内で秋季キャンプ中の福良監督は「他球団の話を聞きたい気持ちも分かる。聞いた上で残ってほしい」と理解を示した上で残留を熱望し「フロントに言われたら会いに行く」と直接出馬する意向だ。

 球団は宮内義彦オーナーから「糸井残留」を厳命されており、長村本部長は「いつでも門戸を開けて誠意を見せるつもり。最終的に残ってくれたらベスト」と残留に向け全力で交渉する構えを見せた。

 ▼阪神・金本監督 編成はフロントに任せている。

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2016年11月2日のニュース