奈良学園大・鈴木、日本一の夢はパナソニックで

[ 2016年11月1日 20:28 ]

関西地区大学野球選手権・第2代表決定戦 ( 2016年11月1日    南港中央 )

第2代表決定戦で大体大に敗れた奈良学園大のエース鈴木主将。卒業後は社会人野球のパナソニックでプレーを続ける

 明治神宮野球大会(11日開幕)への出場権を争う関西地区大学野球選手権は1日、大阪市の南港中央野球場で第2代表決定戦があり、大体大が奈良学園大を破り、4年ぶり5度目の出場を決めた。楽天から4位指名を受けた菅原秀投手(4年=福井工大福井)が被安打7の13奪三振、2失点で完投。打っては2安打3打点の活躍で敢闘賞を受賞した。関大の安井洸貴内野手(4年=大阪桐蔭)が大会の最優秀選手に輝いた。

 12年連続20度目のチャレンジも実らず、奈良学園大は初出場を逃した。第1代表決定戦の関大戦(10月31日)で165球を投げたエースの鈴木佳佑主将(4年=履正社)が3番手で登板し、4回を4失点。「僕のせいで2試合ともつぶしてしまった」と責任のすべてを背負った。

 春の大学選手権は4強に躍進したが、今秋はリーグ戦第4節の神戸大戦(9月25日)で右太もも裏を肉離れ。全治8週間と診断されたが、痛みに耐えた今大会で265球を投げ抜いた。来春、社会人野球のパナソニックへ入社予定の右腕は「次は社会人で日本一を目指したい」と結んだ。

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2016年11月1日のニュース