栗山監督「チャラチャラするな」フィーバー凱旋も自己管理徹底求める

[ 2016年10月31日 05:44 ]

大勢のファンとハイタッチしながら移動する栗山監督
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 浮かれるな!10年ぶり3度目の日本一に輝いた日本ハムは一夜明けた30日、広島から空路で札幌に戻り、新千歳空港で1000人以上のファンの出迎えを受けた。その後、札幌ドームでは全体ミーティングを開催。栗山英樹監督(55)は、リーグ優勝、日本一の原動力となった大谷翔平投手(22)らナインに向け、祝福ムードに流されることのない「自己管理」の徹底を求めた。

 日曜日の午後2時すぎ。新千歳空港は異様な熱気に包まれていた。広島との激闘を制し、10年ぶりの日本一に輝いた日本ハムナインを1000人以上のファンが待ち構えた。栗山監督、大谷、中田らに降り注ぐ祝福の声。無数のフラッシュが瞬いた。

 その後、チームは札幌ドームに移動。荷物整理を行うとともに、区切りの全体ミーティングが開かれた。冒頭の栗山監督の訓示。新千歳空港で見せていた柔和な笑顔はなかった。「チャラチャラするな。持ち上げられるな。周りは“よくやった”と持ち上げるかもしれないが、それで引っ張られるなら、そこまでの選手だ」。選手たちの表情が一気に引き締まった。

 日本一から一夜明けたばかり。厳しい言葉の裏には栗山監督の「親心」がある。ソフトバンクとの11・5ゲーム差を逆転してリーグ優勝を飾り、CSも突破。日本シリーズも4勝2敗で制したが、重圧がかかる場面で守備や走塁で多くのミスも出た。まだまだ「一人前」と認められない。報道陣の「来年は追われる立場になるが?」との質問にも「そんなことない。追われる立場じゃない。日本シリーズだって流れによっては全部負けていた」と語気を強めた。

 ポストシーズンも投打で活躍した大谷についても「一番(浮かれる)心配が少ない選手だけど、今年のオフはトレーニング方法ひとつ取っても方向性が大事になってくる」と強調。時間が許せば11月2日から千葉・鎌ケ谷で行われる秋季練習も視察する予定だ。一方、空港で熱烈に出迎えてくれた地元のファンについては「喜んでくれて本当によかった。北海道が盛り上がってくれるのが一番」と素直に喜んだ。

 「シーズンが終わればCS、CSが終われば日本シリーズがある。一番怖いのは目先(の目標)がないこと。まだまだ若いチーム。オフをどう過ごすかで本当に差が出る」。日本一は最終目標ではない。世界に誇れる強いチームとなるため、栗山監督は心を鬼とする。(山田 忠範)

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