メンドーサ5回2/3好救援 吉井コーチ絶賛「ミル・マスカラスみたい」

[ 2016年10月28日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2016第5戦  ( 2016年10月27日    札幌D )

<日・広>6回を投げ終え、拳を握り、ベンチに戻るメンドーサ
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 劇的勝利の流れを呼び込んだのは、日本ハム2番手のメンドーサだ。先発のルーキー加藤が0―1の2回1死満塁で降板。大ピンチでマウンドに上がったが「早い段階から行くと言われていた。体もメンタルも準備はできていた。加藤のためにも抑えようと思っていたのでよかった」と、菊池を三ゴロ、続く丸を来日3年目で最速の152キロ直球で空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 その後もテンポのいい投球で、4者連続三振を奪うなど、5回2/3を1安打無失点。66球のロングリリーフに「とにかく最少失点でいけば逆転してくれると思った。個人的には今季のベストピッチだった」と声を弾ませた。シリーズで5回以上無失点の救援は、球団では62年の久保田、土橋以来54年ぶり。外国人では史上初だ。

 今季は先発で7勝を挙げたが、シリーズでは中継ぎに回っている。「自分は役割にこだわりはない」と頼もしいメキシコ出身右腕に、吉井投手コーチは「メキシコの覆面レスラーみたいで格好良かった。ミル・マスカラスみたい」と大絶賛した。

 ≪土橋以来球団54年ぶり≫メンドーサ(日)が中継ぎで5回2/3を無失点。日本シリーズの1試合で5イニング以上の無失点救援は08年巨人第6戦の岸(西=5回2/3)以来延べ26人目。チームでは東映時代の62年阪神第1戦の久保田(6回1/3)、同第3戦の土橋(5回)に次ぎ54年ぶり3人目だ。また、外国人投手では全球団を通じメンドーサが初となった。

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2016年10月28日のニュース