西武“地獄の秋”幕開け 辻新監督「もうキャンプと思っている」

[ 2016年10月28日 09:30 ]

居残り特守で外崎を指導する西武・辻監督
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 西武の「地獄の秋」が幕を開けた。名目上は1、2軍合同の秋季練習だが、辻新監督は事実上のキャンプ突入を明言した。午前10時前に始まり、新指揮官が球場を後にしたのは、日も暮れた午後5時前で「もうキャンプだと思っているから。普通でしょ」と、さも当然といった表情を見せた。

 貼り出された練習スケジュールは、まさにキャンプそのもの。午前中に投内連係、シートノックなどを実施し、昼食を挟んで午後は打撃、個別…。辻監督は西武プリンスドームと西武第2球場を2往復し、居残り特守では外崎、呉念庭(ウーネンティン)の内野手2人に身ぶり手ぶりを交えて直接指導した。

 「秋に所沢でこういう形でやることはあまりない」と球団関係者も驚いた辻監督流のプレキャンプ。3年目の森も「まさにキャンプって感じですね。(ランニングは)キツいっす」と話した。宮崎・南郷での正式な秋季キャンプの日程は11月5~18日。メンバーは現在の45人前後から30人ほどに絞られ、早出練習も行われる。この日から数えて、約3週間の長い秋。常勝軍団復活へ、辻監督は「自分がどうしたらいいか。課題を持ってやってほしい」と力を込めた。(鈴木 勝巳)

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2016年10月28日のニュース