コミッショナー 先住民族ロゴ問題に言及「球団オーナーと検討する」

[ 2016年10月27日 13:25 ]

大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー (AP)
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 インディアンスのロゴマーク「ワフー酋(しゅう)長」は1915年から使用しているチームの象徴で、ファンからも親しまれている。しかし、一方で先住民族の団体から侮辱するものとして変更を求める声が上がっているのも事実だ。

 こうした事情にチームも配慮し、ブロック体の「C」のロゴマークが入った帽子を使うこともあるが、今プレーオフはここまですべての試合で「ワフー酋長」を着用。選手の投票でそのように決まったのだという。

 選手のお気に入りではあるものの、「ワフー酋長」の今後は不透明。大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー(58)はこの件に関して球団側とシーズン後に話し合う考えだという。以下はスポーツ専門局ESPNに語った内容。ワールドシリーズ第1戦を前にした25日のものだ。

 「あのロゴマークが先住民族にとって不快なものであることは理解している。それがなぜかもね。ただ、長い間、インディアンスのシンボルでもあり続けている。そこで、ワールドシリーズ終了後にインディアンスのオーナーであるドーラン氏と話し合うことにした。ロゴマークの今後をどうするべきかについてね」。

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