今季1犠打の男、広島・丸 ノーサインバント 意表突かれ増井悪送球

[ 2016年10月24日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2016第2戦 ( 2016年10月23日    マツダ )

<広・日>6回無死二塁、丸の投前犠打が増井(左)の悪送球を誘う
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 タナ・キクに続いたのはマルだ。6回、菊池の適時打で勝ち越し、なおも無死二塁。今季は8月20日のヤクルト戦(マツダ)の1犠打しか記録していない広島・丸が送りバントを敢行した。

 すると、処理した投手・増井の悪送球を誘い、菊池が3点目の本塁を踏み、自らも二塁に進んだ。実は丸も菊池同様に自己判断だった。「サインじゃない。1死でも三塁に進めた方がいい。守備隊形を見て判断した。判定が変わり流れが来たように感じたので、余計にやろうと」と打ち明けた。1死後、暴投で三塁に進むと、鈴木の中犠飛で生還。8回には中前打を飛ばし、日本シリーズ打率.600とした。

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