ロッテドラ1佐々木千 悲願初優勝導いた いざ正義とドラ1対決だ

[ 2016年10月24日 05:30 ]

首都大学野球 ( 2016年10月23日    サーティーフォー相模原 )

<桜美林大・東海大>優勝し、歓喜のガッツポーズを見せる桜美林大・佐々木千
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 20日のドラフト会議でロッテから1位指名された桜美林大の佐々木千隼投手(4年)が、チームを1部昇格6季目で初優勝に導いた。東海大戦に先発し、8安打2失点で完投。8勝3敗の勝ち点4とした。桜美林大は、明治神宮大会出場を懸けて、31日の関東地区大学選手権初戦で東京新大学リーグ1位の創価大と激突。プロ入り前に、ソフトバンクに1位指名された田中正義投手(4年)との注目の対決が実現する。

 プロの世界に飛び込む最速153キロ右腕が、母校に最高の置き土産を残した。佐々木千の121球目。最後の打者からシンカーで4個目の三振を奪うと両手を高く突き上げて吠えた。リーグ加盟8年目の初優勝だ。

 「ボールも走らなかったけど、悪いなりに試合をつくれた。(最後は)最高に気持ちよかった」

 20日のドラフト会議では外れ1位では過去最多5球団競合の末、ロッテが交渉権を獲得した。「ドラフト1位」の看板を背負って初めての登板とあって、サーティーフォー相模原球場にはロッテファンの姿も見られた。

 「指名に恥じない投球をしたかったが、無意識のうちに硬くなったり力が入ったりした」。初回先頭打者に直球で左前打を許すなど、いきなり2失点。この時点で、東海大・菅野(現巨人)を超える年間8完封のリーグ新記録は逃した。それでも「真っすぐが良くなかったので、どう組み立てるかを意識した」と、3回以降は変化球でカウントを取り、直球で勝負。4回は直球を決め球に3者連続三振を奪った。

 視察したロッテ・永野吉成チーフスカウトは「安定感がある。マリンの風でシンカーも生きてくる」と本拠地での投球をイメージ。井辺康二スカウトは「直球が良くないから変化球でいくとか、そういうことができるから好不調の波がない」と、先発としての修正能力を高く評価した。

 神宮大会を懸けた関東地区選手権では、31日の初戦で創価大・田中と激突することが決まった。今年3月のオープン戦では敗れており「凄い選手。負けたくない」と、同じ「5球団競合」の右腕に対抗心をあらわにした。 (渡辺 剛太)

 ▽桜美林大野球部 1978年に準硬式野球部として創部。07年に全日本大学準硬式野球選手権で優勝した。08年に硬式へ移行し、09年に首都大学野球連盟に加盟し2部リーグに参戦。13年秋に2部2位となり14年春から1部に昇格。OBには巨人・川相3軍監督の次男・拓也(巨人)がいる。

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