マドン監督 カブス就任2年目で呪い解く「あと4勝してパーティー」

[ 2016年10月23日 13:21 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦 ( 2016年10月22日    シカゴ )

<ナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦>ワールドシリーズ進出を決めたカブスのマドン監督は壇上で笑顔を見せる (AP)
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 22日(日本時間23日)にシカゴで行われたナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦は3勝と王手を懸けていたカブスがドジャースを下し、念願のワールドシリーズ進出を決めた。ア・リーグの覇者、インディアンスとの頂上決戦は敵地クリーブランドで25日(日本時間26日)に開幕する。

 守護神チャプマンが代打・プイグを併殺打に切って取った瞬間、「ヤギの呪い」は解けた。1945年、タイガースとのワールドシリーズに出場したカブスはヤギとともに観戦しようとしたファンの入場を拒否。この一件以来、リーグ優勝、ワールドシリーズ進出から見放されていたのだ。

 71年ぶりのワールドシリーズ進出。就任2年目で見事に呪いを解いたジョン・マドン監督(62)は選手、コーチ陣、そしてファンにまず感謝すると、「あと4勝して大きなパーティーをしたい」と語気を強めた。メジャーリーグの監督としてキャリアは長いが、いまだにワールドシリーズ制覇の経験はない。最優秀監督はこれまで3回獲得。さらにもう一つ勲章が欲しいところだ。

 シリーズMVPは2選手。ハビアー・バエス内野手(23)とジョン・レスター投手(32)が選ばれた。6試合すべてに先発出場したバエスは22打数7安打で打率3割1分8厘、5打点、2盗塁の活躍。また、二塁手としての守備も光るものがあった。レスターは第1戦と第5戦に先発して1勝、防御率1・38。レッドソックス時代にワールドシリーズ制覇を経験している左腕は「カブスも勝てない理由がない」と壇上で語り、地元ファンの大声援を浴びた。

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