虎に“吉報”糸井獲りは競合なし 残留願うオリと一騎打ち

[ 2016年10月20日 07:40 ]

オリックスの糸井
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 ドラフト会議を翌日に控えた19日、阪神に「追い風」が吹いた。今オフ補強の目玉として位置づけ国内フリーエージェント(FA)権を行使した際に獲得に乗り出す方針を固めているオリックスの糸井嘉男外野手(35)に対し、現状ではライバル球団の参戦が見当たらず、オリックスとの一騎打ちになることが分かった。糸井自身はFA宣言する意思を固めていると見られ、宣言すれば、最大限の誠意で「恋人」獲得を目指す。

 虎に「朗報」が舞い込んできた。来季へ向けた戦力補強の第1段となるドラフト会議を翌日に控えたこの日、「恋人」の一人である糸井に関して動きがあった。阪神と同じくFA宣言した場合に備えて水面下で獲得調査を進めていたと見られる他球団が、糸井獲りには参戦しないことが判明。阪神の球団関係者は「(糸井に関しては)まだ何も言えることはありません。(ライバルがいないことには)知りません」と静観の姿勢を貫いたが、オリックスと一騎打ちになることが確実となった。

 糸井はこの日までにオリックスと2回の残留交渉を行っていたことが判明したが、態度を保留しているもよう。交渉では先行を許しているとはいえ、FA宣言すれば、阪神もオリックスと同じ土俵に上がれる。しかも敵は複数ではなく、眼前のみで直接対決となれば、勝機も見えてくるはずだ。

 すでに阪神は球団内で糸井がFA宣言した場合は即座に獲得に乗り出す方針を確認している。現在は来るべき時に備えて契約年数や年俸など条件面での準備を着々と進めている段階だ。別の球団関係者は「最善を尽くしたい」と戦力補強に関しては全面バックアップすることを約束する。

 今季、阪神はチーム打率・245、盗塁59はともにリーグワースト。リーグ4位に沈んだ大きな要因が攻撃面にあることも確かだ。1日の今季最終戦後のあいさつで金本監督は「巻き返す年、見返す年」と、ファンに来季の巻き返しを宣言した。それだけに、浮き彫りとなったチームの課題克服へ向けて、意中の人が、そこまで来ているようにも思える。

 FAにおいて、糸井はBランク選手であるため、獲得に成功した場合には人的補償プラス今季年俸の40%か、同60%に当たる補償金が発生する模様。出血覚悟でも獲得する価値がある選手だ。

 22日からは広島―日本ハムの熱い日本シリーズが展開される。オフだけの主役では少し寂しいが、来季、リーグ優勝を勝ち取るべく、金本阪神がオリックスとの「関西ダービー」で盛り上げる。

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