巨人 高校No.1捕手秀岳館・九鬼指名も 強肩&打力も魅力

[ 2016年10月17日 06:49 ]

秀岳館の九鬼
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 巨人が20日のドラフト会議で、U―18アジア選手権の高校日本代表にも選出された秀岳館・九鬼隆平捕手(18)を捕手の上位候補に挙げていることが16日、分かった。球界関係者は「巨人が熱心だと聞いている」と明かした。

 秀岳館では1年春からベンチ入り。3年時は主将として甲子園で春夏連続の4強に進出した。夏は4番に座り、打率・313。遠投100メートル超で、二塁までの送球タイムは最速1・8秒と強肩が売りだ。高校日本代表でも4番を担うなど、同世代の捕手では存在感は頭一つ抜きんでている。

 今季の巨人は阿部が捕手復帰を断念し、小林誠が129試合でマスクをかぶった。球界一の強肩は魅力だが、その一方で打率・204と課題が残っている。その小林誠を脅かすような若手も出てきていないのが現状だ。

 球界全体を見渡しても、今季は規定打席に到達した捕手は12球団で小林誠だけ。強肩強打の捕手として甲子園でも活躍した九鬼は、貴重な人材といえる。ドラフト会議当日の他球団の動向と指名状況にもよるが、巨人が指名する可能性はある。

 ◆九鬼 隆平(くき・りゅうへい)1998年(平10)9月5日、大阪府生まれの18歳。中学時代は枚方ボーイズで全国5冠を達成。秀岳館では1年春からベンチ入りし、2年秋から正捕手。3年時は甲子園で春夏連続4強。高校日本代表の正捕手としてU―18アジア選手権を制した。父・義典さんは池田(徳島)で計4度甲子園に出場し、社会人野球の松下電器でプレー、母・昭子さんは元バレーボール選手。1メートル81、82キロ。右投げ右打ち。

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