【指名待つ君の名は。2】江陵・古谷 154キロ&20Kで全国区

[ 2016年10月17日 09:15 ]

江陵の古谷
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 北海道の十勝平野で育まれた左腕、江陵・古谷優人投手(17=3年)が今年、全国区に名乗りを上げた。甲子園には届かなかったが、次々に叩き出した数字は「全国区」だった。

 夏の北北海道大会2回戦・旭川西戦で154キロをマークした。自己最速を4キロ更新する今季高校生左腕最速を出すと、翌日の準々決勝・釧路工戦では8者連続を含む毎回の20奪三振。絶対的な自信を持つ縦横2種類のスライダーに、150キロ超の直球がさえ渡った。

 中学時代は目立った成績はない。素質を引き出してくれた谷本献悟監督(36)と二人三脚で歩んできた。1年夏から主戦で登板。「その頃は、グラウンド整備は自分のする仕事じゃない。投げて勝てればいいと思ったこともあった」と振り返るが、時にぶつかった恩師が「人生を変えてくれた」と感謝する。

 全12球団から調査書が届いており、ドラフトは上位指名が予想される。だが、本人はどこ吹く風。「全然気にしません。自分には信頼できる仲間と(谷本)監督がいる」。今夏、陸上女子短距離の福島千里ら出身選手3人がリオデジャネイロ五輪に出場した人口2万7000人の地元幕別町から、全国大会無縁の左腕がプロの世界に飛び込む。 (竹内 敦子)

 ◆古谷 優人(ふるや・ゆうと)1999年(平11)2月19日、北海道幕別町生まれの17歳。幕別札内南3年で野球を始める。江陵1年春の十勝支部予選初戦で帯広大谷相手に完封デビュー。家族は両親と兄、妹。父・輝紀さん(44)はばんえい競馬の元騎手。ロッテの古谷拓哉投手は親戚。1メートル76、76キロ。左投げ左打ち。

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