カーショー 中1日でキャリア初セーブ!「力になりたかった」

[ 2016年10月14日 16:56 ]

ナ・リーグ地区シリーズ第5戦 ( 2016年10月13日    ワシントン )

<ナ・リーグ地区シリーズ第5戦>9回途中から登板したドジャースのカーショー (AP)
Photo By AP

 ドジャースは13日(日本時間14日)に行われたナ・リーグ地区シリーズ第5戦に勝利。粘るナショナルズを振り切り、カブスとのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。1点リードの9回は1死から第4戦で先発したクレイトン・カーショー投手(28)が中1日で登板。2者連続で凡打に切って取り、歓喜の瞬間を迎えた。

 7回からマウンドに上がっていた守護神ジャンセンの球数はすでに51球に達していた。9回、1死一、二塁のピンチ。この場面でベンチを出たロバーツ監督はプルペンを向くと、自身の左腕を指差した。

 8回から投球練習は行っていた。それでも、中1日でカーショーがマウンドに上がることになるとは。ロバーツ監督は試合後に語る。「7回にクレイトンが私にこう言ったんだ。“ケンリー(ジャンセン)は7回から登板している。必要なら自分が1イニング投げるよ”とね」。

 不思議な話がある。プロ入り当初は捕手だったジャンセン。カーショーはマイナー時代の2006年、一度だけセーブを挙げたことがあるそうだが、その時に未来のエースが投じていた球を受けていたのがジャンセンだったという。

 「ケンリーは苦しんでいた。球数やイニングもキャリアハイに近かったから、力になりたかったんだよ」。その思いを胸にブルペンからマウンドへと向かったカーショー。マーフィーを二飛に打ち取ると、続く代打・ディフォーは大きなカーブで空振り三振。7球でメジャーでは公式戦、プレーオフを通じて自身初のセーブをマークした。

続きを表示

2016年10月14日のニュース