高山“金本指令”「逆方向への長打」に苦戦 秋はミスしても落ち込み禁止

[ 2016年10月14日 08:40 ]

金本監督(右)の打撃指導を受ける高山
Photo By スポニチ

 期待の大器にさらなる「金本指令」が出された。秋季練習に参加している高山が居残り特打を実施。金本監督から「逆方向への長打」を要求され、悪戦苦闘した。

 「監督が現役時代に逆方向に強い打球を打つことをイメージしていたということで、やったのですが、できなかった。引っ張って飛ばすのは力でできるけど、逆方向は振り方もしっかりしないと打球が上がらない。意識してやっていきたい」

 今季放った8本塁打中、左方向への一発は1本のみ。三遊間を破る巧打はあっても、外野の頭を越える当たりはほとんど打てなかった。フリー打撃や特打でも柵越えは中堅から右方向ばかり。もうワンランク上にレベルアップするため、新たなテーマを持って取り組むことになった。

 この秋は、すでに重量バットの使用、内野グラブでの守備練習、盗塁数の増加、ミスした後の落ち込み禁止など、多くの課題を設定された。平野打撃コーチがお目付け役に指名される念の入れようだが、全ては指揮官の期待の裏返し。新人を卒業する23歳にとって、実り多き秋となるはずだ。(山添 晴治)

続きを表示

2016年10月14日のニュース