ダル無念…3連敗で終戦「来年はもっと強くなる」

[ 2016年10月11日 05:30 ]

ア地区シリーズ第3戦 ( 2016年10月9日    トロント )

ブルージェイズ戦をベンチで見守るレンジャーズのダルビッシュ(左から2人目)
Photo By 共同

 両リーグで地区シリーズが2試合行われ、レンジャーズはブルージェイズに延長10回の末、6―7でサヨナラ負け。3連敗で、昨季と同じ相手に同じ場所で敗退が決まった。今季右肘手術から復帰したダルビッシュ有投手(30)は来季はさらに上の領域を目指すことを宣言し、完全復活を誓った。ナショナルズはドジャースを5―2で下し、1勝1敗とした。

 今季ア・リーグ最多の95勝を挙げたレンジャーズが、まさかの3連敗で終戦。サヨナラ勝利で歓喜に沸くブルージェイズナインに目をやり、悔しそうな表情でクラブハウスへと引き揚げたダルビッシュは「チームは最後まで流れをつかみ切れなかった」と唇をかんだ。

 試合前には連勝で第5戦に進んだ場合の先発に備えてブルペンで投球練習を行ったが、第2戦でプロ入り後初の1試合4被弾したリベンジの機会は訪れなかった。それでも右肘手術から復帰した今季は7勝(5敗)をマーク。「去年のこの時期は全くマウンドから投げられていない状態。大きなケガなくできてよかった」と前向きに捉えた。

 今季の直球の平均回転数は毎分2511回転で、手術明けながら大リーグ全体の先発投手で3位。理想の投手像に「ちょっとずつ近づいてきている。こういう感じかなと分かってきた」と方向性が定まってきたとし「来年はまたもっと強くなる」と進化を誓った。10日間のオフを挟んで練習を再開する予定。「またひとつ上の領域に行かないといけないので、そのためには(練習で)むちゃしないといけない」と完全復活に向けて自らを追い込む覚悟を口にした。

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2016年10月11日のニュース