レンジャーズ サヨナラ負けでシリーズ敗退 最後は痛恨の送球エラー

[ 2016年10月10日 12:14 ]

ア・リーグ地区シリーズ第3戦 ( 2016年10月9日    トロント )

<ナ・リーグ地区シリーズ第3戦>サヨナラ打のマーティン(下)に駆け寄るブルージェイズナイン (AP)
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 ア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)の第3戦が9日(日本時間10日)にトロントで行われ、ブルージェイズがサヨナラ勝ち。レンジャーズに3連勝のスイープでリーグ優勝決定シリーズへの進出を決めた。この結果、レンジャーズはシーズン終了。リーグ最高勝率をマークするも、プレーオフでは1勝も挙げられなかった。

 試合は初回から大きく動く展開。レンジャーズは2死三塁の場面でベルトランの内野ゴロの間に三走・ゴメスが生還して先制。だが、その裏にブルージェイズはエンカーナシオンの2ランとマーティンのソロで3―1と逆転に成功した。

 ブルージェイズはその後も追加点を挙げて序盤の3回までに5得点。ここでシーズンを終えるわけにはいかないレンジャーズも負けじと反撃。4回にはオドアの2ランで4―5と1点差にまで迫ると、6回にはモアランドの2点適時二塁打でついに試合をひっくり返した。

 しかし、喜びもつかの間、その裏にブルージェイズは2死満塁の好機を迎えると、この場面でレンジャーズバッテリーにミス。捕手・ルクロイの捕逸で三走・トロウィツキーが生還し、試合は振り出しとなった。

 レンジャーズは先発した元広島のルイスが3回途中、5失点で降板。一方、ブルージェイズはサンチェスが先発し、6回途中、6失点でマウンドを後にした。その後、両軍リリーフ投手が踏ん張り、6―6の同点のまま延長戦に突入。

 勝負が決したのは10回、ブルージェイズは8回からマウンドに上がったレンジャーズの7番手・ブッシュから1死一、二塁とすると、マーティンは遊撃へのゴロ。6―4―3の併殺打かと思われたが、ここで二塁・オドアが一塁へ痛恨の悪送球。この間に二走・ドナルドソンが本塁を踏み、本拠地ロジャーズ・センターは歓喜に包まれた。

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