【CSキーマン】DeNA桑原 菅野キラー打率・357

[ 2016年10月5日 08:50 ]

<DeNA・東芝>初回無死、中前打を放つDeNA・桑原
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 今季最も印象に残っている打席は――。DeNAのリードオフマン・桑原はあの試合を思い出した。6月24日の巨人戦(横浜)。菅野から5年目で初めて満塁弾を放ち、3回途中でKOした試合だ。その再現へ、着々と準備を進めている。

 「あの試合みたいにしっかりと1球目から自分のスイングをしたい。CSでもシーズンと同じように。何も変わることはないです」。シーズン通り、であれば桑原のバットには大きな期待がかかる。初戦先発が濃厚な菅野との対戦成績は打率・357。初戦が最も大事という短期決戦のセオリーを考えれば、桑原の出塁が大きな鍵を握る。ラミレス監督も「上位打線がどれだけ出塁できるか」とキーマンに挙げる。

 今季は6月から1番に定着すると、自己最多の133試合に出場。得点圏打率はリーグ3位の・370と、勝負強い打撃はチーム初のCS進出に大きく貢献した。「僕が打てばクリーンアップにつながって、ビッグイニングになる。怖いものはないので、とことん攻めていきます」。ハマの斬り込み隊長がG倒の先陣を切る。 (中村 文香)

 ▼DeNA担当・中村文香 いじられ役でムードメーカーの23歳。桑原が打てば盛り上がる。初のCSを勝ち抜くにはリードオフマンの活躍が不可欠だ。

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2016年10月5日のニュース