“鷹キラー”ロッテ唐川 「下剋上」へ不安一蹴5回零封

[ 2016年10月5日 05:30 ]

パ・リーグ ( 2016年10月4日    QVCマリン )

<ロ・楽>「下克上」の文字を指す唐川(左)と3安打の岡田
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 第3の男が頼もしい姿を見せた。ソフトバンクとのCSファーストS第3戦に先発予定のロッテ・唐川は初回に2四球と不安定な立ち上がりを見せたが、そこから「意識的に腕を下げて修正できた。しっくりきた」と2回以降は無四球。2、4回は先頭に安打を許しながら併殺で切り抜けた。

 5回を散発2安打無失点で6勝目。「次に向けて不安を残さないで投げられた」と、うなずいた。8月下旬に腰痛を発症して1カ月間の2軍調整を挟んだが、不安を感じさせない58球だった。伊東監督も「落ち着いて投げていた。次(CS)に備えて大丈夫だと思う」とゴーサインを出した。

 第一関門の相手となるソフトバンクは得意にしている。過去5年で3度日本一の王者に対し11~13年に6連勝、14、15年も4連勝をマーク。通算12勝7敗と大きく勝ち越す。今季の対戦は2試合で0勝1敗だが、ここへ来て「鷹キラー」だった全盛期の球威と切れも戻った。短期決戦に向けて「やることは変わらない。淡々と投げられたらいい。初回から1人ずつという意識でやっている」。エース・涌井、石川に続く先発3番手が決まった。 (渡辺 剛太)

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2016年10月5日のニュース