西武・辻新監督 常勝復活へ鬼になる!原点は広岡監督の教え

[ 2016年10月4日 06:50 ]

就任会見で報道陣の質問に答える辻氏
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 西武は3日、今季中日で作戦兼守備コーチを務めた球団OBの辻発彦氏(57)が新監督に就任すると発表した。2年契約で、背番号は「85」。

 埼玉県所沢市の球団事務所で会見した辻新監督は「勝負師として優勝を目指す。野球人・辻の集大成。どこまでやれるか楽しみ」と3年連続Bクラスに沈む古巣を立て直す決意を口にした。

 99年に引退し、その後はヤクルト、横浜(現DeNA)、中日でコーチや2軍監督としてキャリアを積んだ。「全てにおいて手を抜かない」との信念を貫いてきた自負があり、監督として21年ぶりに復帰した西武でも一切の妥協は許さない。

 原点は、84年の新人時代の広岡達朗監督の教えだ。「管理野球」と称された厳しい指導でチームを徹底的に鍛え、西武の黄金期の礎を築いた。「当時の経験が凄くプラスになっている。“くそー!”という気持ちになったしね」。広岡氏に授けられた座右の銘も披露した。「稽古とは一から習い十を知り 十よりかえる元のその一」。常に基本に立ち返ることの重要性を恩師から学んだ。「信念を持ってやるので、怒ることもある。ユニホームを着たらそういう部分が出るのは仕方がない」。時には「鬼」になってでも、勝負へのこだわりを浸透させていく。

 現役時代、8度のゴールデングラブに輝いた名二塁手が掲げたのは「投手を中心とした守りの野球」だ。リーグワーストの101失策を記録した守備が低迷の要因。鈴木葉留彦球団本部長も「守りのテコ入れを任せる。厳しさを持ってやってほしい」と期待を寄せた。
 西武時代の後輩たちにも挑戦状を叩きつけた。同一リーグでソフトバンク・工藤監督、ロッテ・伊東監督と戦うことになり「同じ西武の仲間。楽しみだし、負けたくない」。6日の秋季練習初日に選手と初対面。「常勝軍団」の復活に動きだす。 (重光 晋太郎)

 ◆辻 発彦(つじ・はつひこ)1958年(昭33)10月24日、佐賀県生まれの57歳。佐賀東から日本通運を経て、83年ドラフト2位で西武入団。96年からヤクルトでプレーし、99年に現役を引退した。通算1562試合出場で打率・282、56本塁打、510打点、242盗塁。93年に首位打者。二塁手としてのゴールデングラブ賞8回受賞は歴代最多。引退後はヤクルト、横浜、中日でコーチを歴任した。1メートル82、80キロ。右投げ右打ち。

 ≪現役在籍時はリーグ最少失策8度≫今季の西武は失策数101で4年ぶりに100を超え、守備率.982とともに2年連続でリーグワーストだった。辻新監督が在籍した84~95年の12年間は、リーグ最少失策が8度(最少タイを含む)。堅い守備力が同期間中の優勝9度を下支えした。

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