楽天・川井が引退会見“困った時のボブ”「球団の成長を見られて幸せ」

[ 2016年10月2日 10:42 ]

晴れやかな表情で引退会見に臨む川井

 楽天の川井貴志投手(40)が2日、コボスタ宮城で引退会見を行った。

 真面目な川井らしく冒頭で「今まで応援していただいたファンの皆様、球団関係者、オフの体作りに携わっていただいた医療関係者の皆様、ありがとうございました」と感謝の言葉を口に。引退を決断した理由を「昨年、勝てなかったので今シーズンにかけていた。やっぱり今年も勝てなくてチームの戦力になれていないと判断した」と話した。

 ローテーションの谷間などに登板し、苦しいチーム事情を救うことから星野仙一球団副会長が監督時代に「困った時のボブ」と呼んだ左腕は「自分として有り難いこと。感謝しかない」と誇らしげに語った。

 06年のシーズン途中にロッテから楽天に移籍。球団創生期を知るベテランは「チームの若さとともに成長した。ファームで銀次選手や枡田慎太郎選手が汗水たらして練習をやっていた。13年にそういった人たちが活躍して優勝した。楽天球団の成長を見られて幸せ」と振り返った。

 40歳まで現役を続けた原動力を「僕自身、あまり良いピッチングが続かない投手だった。負けた時、いつも“次、頑張ろう”と、勝っても負けても“次だ”という気持ちが40歳までできた」とした。

 球団は2軍スタッフ就任を打診している。プロで18年間投げ抜いた川井は若い選手たちに「勝つ仕事、勝たないと意味がない。勝ちにこだわって執念もって戦う投手になって欲しい」とエールを送った。

 引退会見を終えると「良かった。泣かなくて」と安どの表情を見せ、笑顔で会見場を去った。

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