上原 地区V貢献!復帰後10戦連続無失点 故障から雑草魂で復活

[ 2016年9月30日 05:30 ]

<ヤンキース・レッドソックス>チームメートにシャンパンをかける上原(AP)

ア・リーグ レッドソックス3―5ヤンキース

(9月28日 ニューヨーク)
 レッドソックスの上原浩治投手(41)が28日(日本時間29日)、地区優勝へのマジックを1として迎えたヤンキース戦で1回無失点と好投。チームは逆転サヨナラ負けを喫したが、2位ブルージェイズも敗れたため、3年ぶりのア・リーグ東地区優勝を決めた。上原は右胸筋痛から復帰して以降は10試合連続無失点と絶好調。13年に守護神としてワールドシリーズ制覇に導いたベテラン右腕が、3年ぶりの「世界一奪回」を目指す。

 シャンパンファイト。上原は3年ぶりに味わう美酒で顔を真っ赤にし「ケガをしている時間が一番つらかった。(復帰まで1カ月以上と)医者の話を聞いたときは“今年で終わりかな”と覚悟した。復帰できて本当によかった」と振り返った。7月19日に右胸筋を痛めて1カ月半離脱したが、復帰後は10試合連続無失点となった。

 3―0の8回、先頭グリゴリアスを直球で空振り三振。次打者に四球を与えたが、後続を危なげなく打ち取った。9回の守備中に2位ブルージェイズが敗れ、優勝決定。9回に逆転サヨナラ負けも「第一関門突破ですから」と笑顔で言った。移籍1年目の13年に守護神としてワールドシリーズ制覇。14、15年は地区最下位に沈んだが、名門球団は上原の座右の銘「雑草魂」ではい上がった。

 2年契約の最終年。昨オフに守護神キンブレルが加入し、今季は8回を任された。「今年で壊れてもいいと毎年思っているけど、その気持ちをもっと強く持って全力でやる」と引退覚悟で臨んだシーズン。同じ1975年生まれの主砲オルティスは今季限りでの引退を表明した。上原もケガで一時は引退の二文字が脳裏をよぎったが、復帰後はチームに不可欠な存在として優勝に導いた。

 「パピー(オルティスの愛称)が最後という思いでみんなやってきた」。一日でも長くオルティスとプレーするために、上原は投げる。(ニューヨーク・東尾 洋樹)

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