「三浦大輔はずっと横浜です」“ハマの番長”に永ちゃんからメッセも

[ 2016年9月29日 22:47 ]

<D・ヤ>マウンドで一礼して降板する三浦

セ・リーグ DeNA6―11ヤクルト

(9月29日 横浜)
 今季限りで現役を引退するDeNAの三浦大輔投手(42)が29日、チームの今季最終戦となるヤクルト戦(横浜)に先発登板。7回途中10失点で敗戦投手となった後でセレモニーに臨み、「たくさんの人に愛されたと思っています。感謝しています」と感謝の言葉を述べてチームひと筋25年間のプロ野球人生に別れを告げた。

 勝てば2001年以来15年ぶりとなるチームの勝率5割が決まる1戦。その試合で敗戦投手となったことに謝罪する場面もあったが、「できることなら、このまま時間が止まってくれたらいいな、と」と憧れの歌手・矢沢永吉(67)の代表曲「時間よ止まれ」をほうふつとさせるメッセージも送った。7回1死で降板する際には涙を浮かべていたが、セレモニーでは終始微笑んだまま。それでも夫人と2人の子どもから花束を贈られるとこらえ切れず、涙を流した。

 セレモニーでは矢沢からVTRでサプライズメッセージを贈られる場面もあり、場内一周後にはチームメートたちの手で背番号と同じ18度宙に舞った。

 プロ25年間で通算535試合に登板し、172勝184敗。「三浦大輔はずっと横浜です」。そう締めくくった男の顔には充実感がにじんだ。

続きを表示

この記事のフォト

2016年9月29日のニュース