“ハマの番長”三浦大輔、涙のラスト登板 7回途中10失点 自ら安打も

[ 2016年9月29日 20:40 ]

<D・ヤ>降板するDeNA先発・三浦

セ・リーグ DeNA―ヤクルト

(9月29日 横浜)
 今季限りでの現役引退を表明した“ハマの番長”ことDeNAの三浦大輔投手(42)が29日、チームの今季最終戦となるヤクルト戦(横浜)に先発登板。6回1/3で119球を投げて8三振を奪う力投を見せたが、12安打10失点で現役ラスト登板を終えた。プロ2年目の93年から23年連続勝利を続けてきたが、24年連続勝利はならなかった。

 長男・澪央斗(れおと)さんが始球式を務め、全選手が三浦と同じ背番号18のユニホームを身にまとって臨んだ1戦。三浦は初回に連打から先制点を失い、いきなり劣勢に立たされた。

 だが、味方打線が奮起。その裏には梶谷の18号ソロで1―1の同点とすると、三浦が広岡に3ランを浴びて3点差をつけられて迎えた2回には、一挙に5点を奪って逆転に成功した。この回、先頭のエリアンが右中間へ5号ソロを叩きこんで2点差に迫ると、2死走者なしの場面で打席に入った三浦が自ら中前へ安打。続く桑原の中前打で三浦が三塁まで激走して2死一、三塁とチャンスを広げると、梶谷が右翼線二塁打を放って4―4の同点。さらにロペスの34号2ランが飛び出すという鮮やかな逆転劇だった。

 だが、そのままスムーズにはいかなかった。味方打線の援護に3回はヤクルト打線を3者凡退に仕留めた三浦だったが、4回には3本の二塁打を浴びて3点を失い、再び6―7と1点を追う立場に。6回、安打と四球で無死一、二塁のピンチを招くと、スタンドからは大きな三浦コール。だが、無死満塁から連打などでこの回計3点を失った。

 6回を終えてマウンドを降りる際には、目に涙を浮かべながら右翼スタンド方向へ一礼。その裏には先頭打者として打席が回ることもあって“覚悟”を決めたように見えた。だが、ラミレス監督はそのまま三浦を打席に送り、センターフライに倒れた三浦は7回のマウンドへ。先頭・雄平を空振り三振に仕留めると、ここでマウンドを加賀に譲った。

 外野手を含めたチームメートがマウンドに集まり三浦を労う中、後輩に後を託した42歳はベンチに戻る際何度もスタンドに頭を下げて感謝。その目からは涙が止まらなかった。

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