オリ小松 涙の引退登板 安打許すも10年目の花道で別れ

[ 2016年9月29日 18:14 ]

<オ・楽>現役最後のマウンドで投げる小松

パ・リーグ オリックス―楽天

(9月29日 京セラD)
 今季限りでの現役引退を表明しているオリックスの小松聖投手(34)が29日、京セラドームで本拠地最終戦となる楽天戦に先発し、涙のラスト登板を果たした。

 大歓声を背に先発マウンドに上がると、右手をプレートに当ててから投球練習。先頭の島内に対し、カウント2ボール2ストライクからの5球目直球をはじき返され、一、二塁間を破る安打を許した。小林投手コーチがマウンドに足を運び、ねぎらいの言葉をかけ、代わって登板した金子と握手を交わした。これが現役ラスト。ベンチに戻る際には目を潤ませ、ユニホームの左袖で目元を拭う場面もあった。

 小松は06年ドラフト希望枠でオリックスに入団し、08年には15勝3敗の好成績で新人王を獲得。チームの2位躍進、初のクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献した。09年にはWBC日本代表にも選出されるなど一時代を築いたが、13年以降は勝ち星がなく、今季もここまで3試合で0勝1敗だった。

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