松井秀喜氏 ヤンキースのコーチ、監督就任は「今のところ考えていない」

[ 2016年9月28日 10:03 ]

松井秀喜氏

 元ヤンキースの松井秀喜氏(42)が27日(日本時間28日)、ニューヨーク市内で行われた地元ラジオ局WFANの番組に生出演し、7年間在籍したヤンキースへの思いを語った。

 ヤンキース最終年となった09年のワールドシリーズでMVPを獲得し、チームを世界一に輝いた。「あの時点で最後になるとはその時点でわからなかったけど、今考えてみてもあれが最後の試合でよかったと思うし、僕にとって一番幸せな瞬間だった」と懐かしそうに振り返った。また、03年のレッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦で8回に3点差を追いつき、同点のホームを踏んだ際に跳び上がってガッツポーズした激走についても言及。「勝った方がワールドシリーズに行くわけだから、普段は感情を出さないようにプレーしていますけど、あそこは出さないようにしようとするのを超えちゃって、20年間のプロ野球生活の中であの1回だけですね」と振り返った。

 また、08年のキャンプで同僚のジーター、アブレイユの同い年3人で誰が先に結婚するかを賭けた思い出話も披露した。松井氏は1カ月後に結婚が決まっていながら、2人に黙って賭けに参加。結婚発表後に2人から「大嘘つき野郎」と非難された笑い話も明かし、「ジーターは今年結婚したし、どのみち俺が勝っている。ボビー(アブレイユ)はまだしていないんでしょ」と高笑いだった。

 最後に現在、GM特別アドバイザーとしてマイナーで臨時指導する松井氏に、米国で常勤のコーチや監督をする可能性について質問が飛んだ。「今のところ考えていないですね。今の任された仕事を精いっぱいやってヤンキースの力になれればいいなと考えている」と説明。その上で「でも、実際やるとなったらコミュニケーションは僕自身も未知数」と話した。

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