メッツ グランダーソン 自身4度目の30発到達!でも不名誉な記録も目前…

[ 2016年9月26日 15:42 ]

メッツのカーティス・グランダーソン外野手 (AP)

ナ・リーグ メッツ17―0フィリーズ

(9月25日 ニューヨーク)
 メッツのカーティス・グランダーソン外野手(35)が25日のフィリーズ戦で30号ソロを放ち、メジャー13年間のキャリアで4度目のシーズン30本塁打に到達した。ただ、ちょっとした問題も。今季はこれだけの本塁打を放っていながら、56打点に留まっているのだ。

 打点が伸びない理由はいくつかあるが、まず30本塁打のうち、24本がソロ本塁打であること。さらに、得点圏打率が1割4分と低く、走者を置いた打席でも1割9分7厘とさびしい数字だ。

 ただ、シーズンの大半で1番を打っていたことが多かったため、このような結果となっているのかもしれない。9番は出塁があまり期待できない投手が座り、8番は捕手。今季のメッツの捕手はここまで出塁率2割9分6厘で、これはリーグで2番目に悪いものとなっている。

 8月末からはクリーンアップを任されるようになり、徐々に状況は改善。レイエス、カブレラ、セスペデスがグランダーソンの前を打つようになり、ここ21試合では17打点を稼ぎ出している。しかし、シーズン30本塁打を放ちながら、メジャー史上最も少ない打点でシーズンを終える可能性はまだ残っているのだ。

 これまでのワーストは64打点。過去に2名おり、1992年にタイガースのロブ・ディアー(32本塁打、1994年に阪神でプレー)と1964年にレッドソックスのフィリックス・マンティージャ(30本塁打)が記録している。70打点は8名おり、今季はアストロズのギャティスが30本塁打、68打点で、このままだとその仲間入りか。メッツは残り6試合。グランダーソンは不名誉な記録を回避できるだろうか。

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2016年9月26日のニュース