桜美林大・佐々木千 菅野に並ぶ53イニング無失点 直後に失点

[ 2016年9月26日 05:30 ]

<桜美林大・日体大>力投する桜美林大・佐々木

首都大学野球 桜美林大3―4日体大

(9月25日 サーティーフォー相模原)
 歴史に名を刻んでも素直に喜べなかった。桜美林大の佐々木千が東海大・菅野(現巨人)が持つ53イニングのリーグ無失点記録に並んだ直後、4回に2失点。チームも延長14回の末に敗れた。12回155球を熱投し、6安打7奪三振の右腕は「2点取ってもらったのに追いつかれた。チームに申し訳ない」と肩を落とした。

 3回まで150キロの速球とチェンジアップ、スライダーを織り交ぜ、9人で料理。4回は「次を抑えれば記録というのは分かっていた」というが同点に追いつかれた。「打ち取れると思っていたが甘い所にいってしまった。負けてしまったので記録については何とも言えない」と悔やんだ。

 今季初黒星にもネット裏に集まった7球団のスカウトの評価は不変。1位候補に挙げる巨人の山下哲治スカウト部長は「即戦力としての評価は変わらない」と話した。 (松井 いつき)

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2016年9月26日のニュース