立大・沢田圭 現役最多タイ22勝 1点追う8回逆転呼ぶ投入

[ 2016年9月26日 05:30 ]

<早大・立大>試合を締めくくった立大・沢田圭はナインとハイタッチ

東京六大学野球第3週第2日 立大5―3早大

(9月25日 神宮)
 2試合が行われた。明大は慶大を破り、開幕4連勝で勝ち点2を挙げた。立大は前日雨天中止となった早大1回戦に逆転勝ち。救援で2回零封の沢田圭佑主将(4年)が現役最多タイのリーグ通算22勝目をマークした。

 1点劣勢でも立大は最強の手札を切った。前週・法大戦で連続火消し成功の沢田圭が8回の守りを0点で終えると、9回に3得点で逆転。背番号10は、最後の打者をこの日最速149キロで三振に斬って試合を終えた。

 3連勝に溝口智成監督が「うまくいっている。あれだけ実績のある投手が後ろにいると味方も安心」とほくそ笑む。守護神・沢田圭の原動力は春の経験だ。途中からリリーフに回り、優勝が懸かる明大戦で3連続登板。悔しいV逸の後、先発時にはない右肩の張りを覚えた。最後の秋を見据え「嫌いな上半身のトレーニングもやり残さないようになった」という。

 通算22勝は慶大・加藤拓に並ぶ現役最多で明大・柳に2差。「2人は先発。抜いていってもらって全然いい」。その目は頂点だけを見ている。

 ▼早大・高橋広監督(投手陣が12四死球。8安打と合わせて)20本打たれている、ということ。(先発・小島の6回での交代は)球数が100球を超えていたので。 

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