あれだけ言ったのに…ソフトBバンデン 6失点来日2敗目

[ 2016年9月26日 05:30 ]

<西・ソ>5回2死、浅村(左)に右越えソロを打たれたバンデンハーク

パ・リーグ ソフトバンク5―7西武

(9月25日 西武プリンス)
 敗戦のショックに追い打ちをかけた。移動のバスに乗り込もうとしたソフトバンク・工藤監督は札幌ドームのサヨナラ勝ちの知らせを聞いた。日本ハムの優勝マジックは2つ減って3に。3連覇を目指してきた王者が土俵際に追い込まれた。

 「結果通り。ハイボールヒッターに高い所に投げたらそうなる」。指揮官が指摘したのは2回無死二、三塁でバンデンハークが外崎へ投じた1球だった。外角高め140キロスライダーを捉えられ先制3ランに。「あれは失投。西武打線には小さなミスも許されない。悔しいし、タフな負けだった」。助っ人は来日2敗目に肩を落とした。

 その前にもミスがあった。2回は無死一塁で森に初球の152キロ直球を打ち返されて右翼線二塁打。ボール自体は悪くなかったが、佐藤投手コーチは「(森は)初球のストレートを振ってくると言っていたのに」と指摘した。最速153キロをマークし、5回11奪三振と球威は十分だったが、6失点には理由があった。

 「みんな一つも負けられないというのは理解している。一球に魂込めてやってくれているのも理解している。一つ負けたから終わりじゃない。あと5試合、勝つことを目指してやる」と工藤監督。まだ、2連勝2連敗で順位が入れ替わる差だ。敗戦を悔いている時間はない。 (福浦 健太郎)

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2016年9月26日のニュース