阪神・北條 新庄以来!高卒4年目100安打 25日にも最下位回避

[ 2016年9月25日 05:30 ]

<中・神>3回2死、左越えソロを放った北條は高代コーチと笑顔でタッチ

セ・リーグ 阪神2―0中日

(9月24日 ナゴヤD)
 阪神・北條史也内野手(22)が24日の中日戦(ナゴヤドーム)で初の2戦連発含む2安打で今季100安打に到達した。1―0の3回2死に左越え5号、6回には右越え二塁打。好投手の中日・吉見に会心の長打2本を浴びせ、3連勝に貢献した。25日の同戦で引き分け以上なら最下位回避が確定。『超変革』の象徴として急成長を遂げた4年目の若虎は逆襲を期す来季への大きな希望だ。

 飛躍の1年を象徴する力強い弾道だった。1点リードの3回2死無走者で迎えた第2打席。北條は吉見の内角低めシュートを完璧に捉えた。長い滞空時間を経た放物線は虎党の陣取る左翼席へ。22日の広島戦(マツダ)に続く初の2試合連発になった5号で貴重な追加点をたたき出した。

 「当たりは良かったですけど、入るとは思わなかった。良い感じにバットのヘッドを走らせることができた」

 手応え十分の一発よりも本人がうなずいたのは6回の第3打席だった。外角のスライダーを振り抜いて右翼フェンスにワンバウンドで当てた二塁打。「ライナーを打つことを意識してやっていかないといけないので。本塁打の後の打席を大事にしようと思っていた。アウトコースを狙って良い感じに打てた」。外野を真っ二つに割った力強い打球を本塁打以上に喜んだ。

 あと2本としていたシーズン100安打にも一気に到達し、阪神の高卒4年目以内では93年の新庄剛志以来となった。

 「ヒット数は考えず、打率を上げることを考えたい。残り数試合で良い形で終わろうと思ったら打率・280(現在・271)を目標にした方がいいかなと」

 8月12日の中日戦(京セラドーム)から1試合も先発を外れず、遊撃で出場を続けてきた22歳は一つの節目にたどり着いても、表情を緩めなかった。

 急成長の下地となったのが昨秋からつけ始めた野球ノートの存在だ。宮崎フェニックスリーグでも試合後は必ずホテルの自室で“自習時間”を設け、その日に浮かび上がった課題を記してきた。

 「簡単なことなんですけど、字にすれば、後から見直せるし、自分があの打席でこんなことを思っていたたんや、とか分かるのでおもしろいんです。自分のためになることなんで」

 チームは最下位を争う不本意な形でシーズン最終盤を迎えても、北條にとって無駄にできる打席は一つもない。「(ヒットを)続けられるように毎日切り替えてやっていきます」。フルスロットルで刺激的な1年を駆け抜けるだけだ。 (遠藤 礼)

 ≪4人目≫北條(神)が2安打を放ち、今季100安打に到達。ドラフト制以降の阪神高卒野手で、入団4年目までにシーズン100安打をクリアしたのは、67年藤田平(154安打=2年目)、76年掛布雅之(132安打=3年目)、93年新庄剛志(105安打=4年目)に次いで4人目。

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