明大・柳 1安打完封 広島・野村以来の300Kにあと6

[ 2016年9月25日 05:30 ]

<慶大・明大>雨の中、力投する明大・柳

東京六大学野球第3週第1日 明大3―0慶大

(9月24日 神宮)
 今秋ドラフト1位候補の明大・柳裕也投手(4年)が慶大1回戦に先発し、わずか1安打に抑える通算5度目の完封勝利。リーグ通算20勝目をマークした。雨で43分間中断する中、集中力を切らさず毎回の13奪三振。リーグ史上15人目となる300奪三振まで残り6とした。早大―立大1回戦は雨天中止となった。

 節目の勝利は、自身5度目の完封で決めた。雄叫びを上げた明大・柳は「雨が降ったり大変だったけど、20勝を目標にやってきたので素直にうれしい」と128球の熱投を振り返った。

 5回、先頭の山本瑛に右翼線二塁打を打たれたが、許した安打はこの1本だけ。9回は死球、四球で無死一、二塁のピンチを招いたところで雨が強くなり、43分間の中断。「死ぬ気で投げるから死ぬ気で守ってくれ」と仲間に告げ、再開後に連続三振を奪うなど打者3人を斬った。「中断で切り替えられたので良かった」と動じなかった。

 最速147キロの直球、カーブ、カットボールに加え、110キロ台の「抜いた真っすぐ」も織り交ぜ毎回の13奪三振。20勝とともに目標に掲げていた通算300奪三振にあと6と迫った。明大の先輩・野村(358奪三振=広島)以来の大台に「しっかり腕を振って、結果がついてくれば」と次回登板で達成を目指す。

 1年春のデビュー以来、コンスタントに勝ち星を積み上げてきた。4年間、大きな故障はない。丈夫な体と安定感こそ、柳の最大の魅力だ。創価大・田中、桜美林大・佐々木千らと並び、今秋ドラフト1位候補に挙がるまでに成長した。視察した広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「頭が突っ込まずに投げられていた。いつも試合をつくれる」と評価した。

 善波達也監督は「特に注文を付けることはない。9回は全ての能力の高さを見せてくれた」とねぎらった。明大では川上憲伸以来となる投手の主将。チームを春秋連覇に導き、ドラフト1位でプロの道へ。柳は「これからもチームのために投げたい」と力を込めた。 (川島 毅洋)

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