ソフトB東浜 初回1球勝負ズバリ 満塁ピンチで早打ち型の森を料理

[ 2016年9月24日 09:10 ]

<西・ソ>6回5安打無失点の力投で9勝目を挙げた東浜

パ・リーグ ソフトバンク8―0西武

(9月23日 西武プリンス)
 ソフトバンクバッテリーの思惑は「1球勝負」で一致していた。初回2死満塁の窮地で、打者は森。東浜は「初球から打ってくると思っていた。しっかり低めに投げて、ゴロを打たせたかった」。141キロのシンカーを外角に沈めて二ゴロに仕留めた。

 初球から振ってくる根拠はあった。森は早打ち型で、今季は初球打ちの安打が24本。カウント別では最も多いデータがあった。また、東浜との対戦成績は試合前まで9打数3安打。2本塁打を放ち得意なイメージがある分、より積極的にスイングしてくると読んだ。

 細川は打ち気を利用するために、最も効果的なシンカーを要求した。「左打者には途中まで真っすぐに見えていたと思う」と打者の手元で変化する球種を、自信を持って選択。狙い通りに引っ掛けさせた。

 最大のピンチを脱した東浜は、2回以降は危なげない投球で6回5安打無失点。「いいところを見せたかった」と、亜大の後輩たちがスタンドで観戦する中、9勝目を挙げた。 (川島 毅洋)

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2016年9月24日のニュース