工藤監督 声荒げた 今季初自力V消滅「何でもかんでも岩崎とは…」

[ 2016年9月23日 05:51 ]

<ソ・日>敗戦にガックリの工藤監督

パ・リーグ ソフトバンク2―5日本ハム

(9月22日 ヤフオクD)
 リーグ3連覇を目指す王者ソフトバンクが、崖っ縁に追い込まれた。日本ハムとの天王山で2連敗。

 今季初めて自力優勝の可能性が消え、残り8試合となった工藤監督は「一つも負けないつもりで戦うしかない。選手もみんな理解している」と厳しい表情だった。

 苦しい終盤戦を象徴するように、試合の流れをつかみ損ねた。1―3の6回に代打・明石の左翼線適時二塁打で1点を返したが、直後の7回に3番手の五十嵐が中田に2ランを被弾。2番手の森福が6回無死満塁のピンチを切り抜けたが、台なしにした。終盤戦で好救援を見せている岩崎を起用しなかったことを聞かれた指揮官は「何でもかんでも岩崎とはいかない。これから連戦もある」と珍しく声を荒らげた。

 打線も湿りがちだ。前日は大谷に抑え込まれ、1点しか奪えなかった。この日も2点止まり。不動の3番だった柳田が右手薬指の骨折で離脱した影響が色濃く出てしまった。今季の日本ハムには9勝15敗1分けと負け越し、昨季の15勝9敗1分けと完全に逆転した。この事実は重い。

 ▼ソフトバンク・五十嵐(7回に中田に2ランを被弾)森福が流れをつくっていた中で、自分の投球はいただけない。彼(中田)の技術が僕のボールより上回っていたということ。

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