バレンティン“生涯ヤクルト”熱望「選手生命を終えるくらいの覚悟」

[ 2016年9月22日 06:14 ]

神宮のクラブハウス前でファンにサインするバレンティン

 3年契約最終年を迎えているヤクルト・バレンティンが「生涯ヤクルト」を熱望した。13年にシーズン60本塁打のプロ野球記録を樹立するなど、来日6年間で30本塁打以上が5度。神宮の室内練習場で汗を流した主砲は「ここまで成績を残せたのはヤクルトのおかげ。日本に来る機会を与えてくれた球団だし、ここが第二の故郷だと思っている。ヤクルトで選手生命を終えるぐらいの覚悟でいる」と熱弁した。

 昨年は右太腿肉離れなど度重なる故障もあり、打率・186、1本塁打。リーグを制したチームの中で不本意な成績に終わったが、今季は打率・277、31本塁打と打線の軸で奮闘してきた。96打点はリーグトップのDeNA・筒香と6差で、残り5試合でタイトルを狙える位置につけている。「故障をしなければこれだけの数字を残せる自信はある。もう少し数字が伸びる面もある」と自信も取り戻した。

 年俸3億6000万円と高額な条件面で双方の歩み寄りが必要となるが、球団もバレンティンの働きぶりを評価している。複数年契約も視野に入れ、シーズンオフに代理人を通じて本格的な残留交渉に入る。

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2016年9月22日のニュース