佐々木主浩氏 三浦は努力の投手「暗くなるまで走っていた」

[ 2016年9月21日 08:00 ]

1997年7月15日の巨人戦で力投する三浦

DeNA三浦引退

 現役最年長、DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内のホテルで記者会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。92年に前身の大洋に入団し、横浜一筋25年で通算172勝をマーク。元同僚の佐々木主浩氏(48)ら、球界からはねぎらいの声、惜しむ声が寄せられた。

 ▼佐々木主浩氏(野球評論家。横浜時代の同僚)可愛い後輩が引退してしまうのは寂しいが、ここまで長くプレーできたのは地道な鍛錬を続けてきたから。若い頃、暗くなるまでグラウンドを走っていたのを思い出す。努力の投手だった。

 ▼阪神・金本監督(三浦はプロ初本塁打を打った相手で、現役最終打席でも対戦)僕が一番、対戦した投手と思います。そして一番、本塁打を打ったかな。自分の立場を理解して、エースを張って、ローテーションを守り続けて。ハートのある印象を受けていました。

 ▼阪神・福留 年齢の近い選手が辞めていくのは寂しい。対戦よりも(04年アテネ五輪日本代表で)一緒にプレーできたことの方の印象が強い。

 ▼巨人・高橋監督 コントロールがいい投手で、(現役時代の対戦は)苦労しました。外角のボールが凄く遠く見えた。敵ながら、少しでも長くやってほしいという気持ちはありました。

 ▼巨人・村田(03~11年横浜で同僚)よく食事にも連れていってもらった。びっくりしたのは「番長」なのに、お酒が飲めないこと。お酒を(飲み物に)入れて、いたずらしたこともあった。FA(での移籍)を悩まれたこともありましたけど、今年はCSにも出られる。

 ▼ヤクルト・石川 びっくりしました。本当ですか…。三浦さんと対戦するときはワクワクした。僕が勝てないときもいろいろ相談に乗ってくれた。右と左は違うけど制球の出し入れはお手本だった。

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2016年9月21日のニュース