イチロー760打点 松井氏に並んだ日本人最多

[ 2016年9月21日 05:30 ]

二ゴロの間に打点を挙げたイチロー(AP)

ナ・リーグ マーリンズ4―3ナショナルズ

(9月19日 マイアミ)
 マーリンズ・イチローは19日(日本時間20日)のナショナルズ戦で決勝打を放ち、勝率5割復帰に導いた。2―3の6回に同点に追い付き、なお1死二、三塁で代打出場。追い込まれてからスライダーを一、二塁間へ転がし、二塁手の本塁への送球がそれて勝ち越しの走者が生還した(結果は二ゴロと野選)。メジャー通算760打点となり、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏に並び日本選手最多となった。

 三振や内野フライなどは避けなければならない場面。「イチがすべきことをしっかりしてくれた」とドン・マッティングリー監督は評価。米国で「RBI(打点)マシン」と呼ばれた松井氏とはタイプも実働年数も違うが、同じように状況に応じた判断力に優れた打撃ができる。イチローは報道陣に話すことなく帰路に就いたが、松井氏の記録に並んだ事実は把握していた。同じ42歳のDeNA・三浦が今季限りで引退。メジャーでも現役最年長野手のイチローは来季、日米通じて日本人最年長選手となる。(笹田幸嗣通信員)

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