ロッテ・石川 球団56年ぶり快挙見えた!最多勝&最優秀防御率

[ 2016年9月16日 05:30 ]

<楽・ロ>ファンの声援に応える石川

パ・リーグ ロッテ3-0楽天

(9月15日 コボスタ宮城)
 唯一のピンチも動じなかった。ロッテ・石川は3―0の4回に初安打を許し、2死から失策で二、三塁のピンチを招いたが、「2死だったので割り切って投げた」と宝刀の外角シンカーで島内を捕邪飛に仕留めて無失点。そのまま119球を投げ4安打に封じ、今季3度目の完封を初の無四球でマークした。

 リーグトップの防御率を2・13まで下げ、自己最多の14勝もソフトバンク・和田に並ぶ1位だ。勝率でもリーグ規定の13勝以上の投手では和田と並びトップの・737。それでもタイトルには無関心だ。「投げずに獲れるもんなら獲りたい」と真顔で言って笑いを誘った。最多勝と最優秀防御率の2冠を達成すれば、球団では1960年の小野正一以来56年ぶり。マイペースを貫き、気づけば球団史に残る記録を残そうとしている。

 8月5日のオリックス戦(京セラドーム)では1点リードの9回2死で志願して降板。この日も終盤は「もうダメです」と“降板志願”を繰り返したが、落合投手コーチに「行けるところまで行ってくれ」と説得された。「嫌だなって思いながら」リーグ最多タイの5度目の完投。守護神・西野が離脱し、代役守護神・益田も右肘痛を抱える中、価値ある完投だ。

 先発は残り2試合の見込み。伊東監督は「涌井と2人で投手の柱。もっと欲を出してほしいけどね」と笑った。チームはCS進出へのクリンチナンバーを5に減らした。短期決戦ではロッテの2本柱は脅威となる。(渡辺 剛太)

 ≪小野60年に最多勝&最優秀防御率≫福島出身の小野正一は磐城から社会人の常磐炭鉱、清峰伸銅を経て56年に毎日(現ロッテ)入り。速球派の左腕として大毎時代の60年に33勝で最多勝、1.98で防御率のタイトルを獲得。60年はリリーフも含め304イニングに登板し、月間11勝で稲尾和久(西鉄)と並ぶ日本記録もつくった。その後、大洋(現DeNA)、中日でプレーし、通算15年で184勝155敗。通算2244奪三振は歴代13位。

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