専大 4戦目で初勝利 金城―深水バッテリー、3安打寺沢ら1年生躍動

[ 2016年9月15日 18:13 ]

<国学院大・専大>専大先発の金城

東都大学野球秋季リーグ第2週第2日 専大5―3国学院大

(9月15日 神宮)
 専大がリーグ戦4試合目にして今季初勝利を挙げた。亜大に連敗し国学院大との初戦も落とした。落ち込みがちになるチームの雰囲気を斎藤正直監督が「そのうちタイムリーも出るし明るくいこう」と励ました。亜大戦後はベンチ入りの投手を合宿所のある神奈川・伊勢原近くの七沢温泉に連れて行き野球なしの“温泉合宿”。指揮官がドーンと構えていれば、選手も変なプレッシャーもない。

 この日の先発もリーグ戦初登板の1年生金城(糸満)。本人が「球場に着いてから、周りの人がボクが先発みたいな噂をしてるんですよ。そんな訳はないだろうとロッカーに入ったら、先発の名前が書いてあるホワイトボードにボクの名前があるじゃないですか。もうびっくりですよ。でも投げたかったし、それも先発。うれしかったです」と、堂々たる投球。5回、先頭打者を歩かせて交代したが、「落ち着いて投げていたね。沖縄タイムだから、ゆっくり間合いを取ってたよ」と斎藤監督は笑いながら、将来のエース候補を褒めた。捕手の深水(ふかみ)もルーキー。熊本工時代から追いかけて入学させた選手だ。

 1年生バッテリーを含め、3安打した寺沢(検見川)、8回に貴重なタイムリーを放った池間(糸満)守備で貢献した岡本良(専大松戸)ら1年生がハツラツと動き回った。決勝の本塁打を放った秦も2年生。この若い力が経験を積めば、戦国東都がさらに面白くなる。

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