阪神 今オフ“超補強”や FA大物&新助っ人もリストアップ

[ 2016年9月13日 07:12 ]

オリックスの糸井

 いざ「超補強」!金本阪神が今オフ、大型補強を画策していることが12日、分かった。球団幹部も「来年は勝負をかけないといけない」と話しており、積極的な補強に乗り出す構えだ。

 まず俎上(そじょう)に載せるのはFAだ。今オフのFA市場には、すでに阪神が調査中のオリックス・糸井を筆頭に日本ハム・陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)、中日・平田、大島ら各チームの有力選手が並ぶ。若手と主力の融合によるチーム強化を目指す金本阪神にとって、まずは根幹となる主力の強化が先決。福留、鳥谷、西岡らとともにチームをけん引する存在の獲得は「超変革」の歯車の回転を一気に加速させる可能性を秘める。

 そして新助っ人だ。今年はマートンの後釜として獲得したヘイグが機能せず。4番として期待したゴメスも128試合に出場して打率・258、21本塁打、73打点(12日時点)と物足りない成績で、来季去就も未定の状況だ。やはり助っ人に期待するのは試合の流れを変える一発。球団は長打力のある大砲の獲得を目指して複数の新助っ人候補をリストアップし、調査を続けている。打者だけでなく、投手でも守護神を任せることのできる逸材を目下、調査中だ。

 ドラフトも重要だ。今年は即戦力投手の1位指名方針を固めており、現時点では創価大・田中、桜美林大・佐々木、履正社・寺島、横浜・藤平の4投手に候補を絞っている段階。2位以下でも投手を重点的に指名すると見られる。加えて、手薄な内野手も重要な補強ポイントだ。

 FA、新助っ人、ドラフト…。02年オフに大型補強し、翌03年にリーグ優勝を果たした星野阪神のように、若虎の育成を進めるために、チームの幹も太くする。それが「超変革」への足がかりにもなる。

続きを表示

2016年9月13日のニュース