投打に小島!早大勝ち点1 7回途中2失点&奮闘2安打

[ 2016年9月13日 05:30 ]

<法大・早大>7回途中2失点の好投を見せた早大・小島

東京六大学野球第1週最終日 早大5―2法大

(9月12日 神宮)
 3回戦1試合が行われた。2季ぶりの優勝を目指す早大は5―2で法大を下し、2勝1敗で勝ち点1を挙げた。先発・小島和哉投手(2年)が6回1/3を2失点、打っては2安打で2得点に絡む活躍。今春5位からの雪辱に向けて開幕カードで好スタートを切った。

 強気に内角をえぐった。2回無死一塁。小島は前日まで8打席連続出塁中の中山を初球、内角138キロ直球で遊ゴロ併殺に斬った。「死球でも仕方ないぐらいの気持ちで投げた」。中山を3打席とも内角直球で無安打に抑え、勢いを止めた。

 7回に失策も絡み、1死一、三塁のピンチを背負ったところで降板したが、4安打2失点(自責0)で今秋初勝利。浦和学院で13年センバツ優勝左腕も今夏はフォーム修正に苦悩し、8月25日の高校日本代表との練習試合では秀岳館・九鬼に左越え3ランを被弾。それでも「試合は気持ちが一番大事」と気迫の99球で勝ち点をつかみ取った。

 打っても3回に左中間二塁打で先制点を呼び込むなど2安打と奮闘。前日の試合後に「8点取らなきゃ勝てないのか」と2戦13失点の投手陣を一喝した高橋広監督は「最後のとりでの小島がよく抑えてくれた」と称えた。 (青木 貴紀)

 ▼法大・青木久典監督 7回にもう1点ぐらい取りたかった。バッテリーの配球を含めてもう一回勉強しないといけない。

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2016年9月13日のニュース