野村貴仁氏 著書で波乱の半生告白 イチロー、清原氏とのエピソードも

[ 2016年9月12日 07:30 ]

自著「再生(Rebirth)」を手にする野村貴仁氏

 プロ野球オリックス、巨人の元投手・野村貴仁氏(47)が28日に著書「再生(Rebirth)」(税抜き1300円)を角川書店から発売することが11日、分かった。

 自身の幼少期から現在までの半生が描かれており、野球との出会い、野球で知り合った人とのエピソードが綴られている。野球での大活躍の後、薬物依存、逮捕など明暗くっきりの半生について「不器用な生き様を笑ってほしい」としている。

 野村氏は高知県の無名校・高岡宇佐分校(現高知海洋高)から三菱重工三原を経て1990年ドラフト3位でオリックスに入団。170センチの小柄ながら150キロ超のキレある速球を中心に救援投手として活躍した。オリックス時代、5学年下のイチロー(42)とのエピソードもあり「パ・リーグがセ・リーグに負けないぐらい注目されるようなキッカケになれば嬉しい」と話す。

 巨人移籍時に初めて会った長嶋茂雄氏(80)が「後光が差していた」との感想も。メジャー移籍、日本球界復帰後、2006年10月に覚醒剤取締法違反で逮捕されたが、その際に「高知県警に任意同行を求められ逃走した」という話など、リアルな秘話も含まれている。

 また、今年5月末に覚醒剤取締法違反で懲役2年6月、執行猶予4年の判決が下った清原和博氏(49)とのやりとりもあり、「清原さんは、自分のように深く悩んだり考えたりしないで、早く元気な姿をファンに見せたらいいと思います」と話している。

 野村氏は今夏、高校野球の地方大会を観戦したり、四国アイランドリーグplusを視察するなど精力的に動いており、さらに12月の格闘家デビューに向けても意欲を見せている。

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