藤浪 菅野に打たれ入団以来4年連続2桁勝利は絶望的

[ 2016年9月7日 06:30 ]

<神・巨>1回表2死一塁、阿部のときに微妙な判定に渋い表情の藤浪

セ・リーグ 阪神2-4巨人

(9月6日 甲子園)
 阪神は6日の巨人戦(甲子園)を2―4で落とし、15試合を残して借金15で今季の勝ち越しの可能性が消滅した。今シーズンの甲子園での巨人戦は、球団ワーストを更新する8戦未勝利(1分け7敗)で、屈辱の5年連続負け越しも確定。先発・藤浪晋太郎投手(22)は5回3失点で11敗目(6勝)、入団から4年連続2桁勝利は絶望的となった。

 不振脱出の兆しが見えない。雪辱を期したマウンドで、藤浪がまたしても沈んだ。投げ合っていたはずの巨人・菅野にまさか打たれての5回3失点降板。11敗目(6勝)を喫して、入団から4年連続2桁勝利は絶望的となった。

 「決して気を抜いたわけじゃなかったし、(ボールを)置きにいったわけでもなかったんですが…。ピッチャーに打たれたのは良いことではないので、抑えたかった」

 悔しがったのは0―1の4回1死二塁で、菅野を迎えた場面だ。1ストライクからの外角高め151キロ直球を完璧にとらえられて前進守備の右中間を破られた。振り返ってみても致命的な一打となった。金本監督も厳しく指摘する。0―1で敗れた8月31日の中日戦(ナゴヤドーム)で、メッセンジャーが相手先発の吉見に決勝打を浴びたことを意識し、こう苦言を呈した。

 「(菅野が)打撃が良いというのは知っていたとは思うけど、やっぱり4点のうち3点が(ミスによるもの)…。ピッチャーに打たれるというのは、ピッチャーのミスのようなものだから」

 前回8月30日の中日戦(ナゴヤドーム)でプロ最短の1回7失点KOされた藤浪にとって、内容が問われた一戦だった。毎回のように走者を背負う苦しい展開を強いられたが、粘る姿勢は示した。残り試合でも起用する方針だが、指揮官は「どう見てもコントロールもほとんどが3ボールじゃないのかな。思うようには投げられてない印象。(改善点は)いっぱいあるんじゃないの。(抹消を含めた今後の起用方法は)今のところ(変わりない)」と話し、超変革を期待していただけにショックの大きい投球内容に映った。

 これで今シーズンの甲子園での巨人戦は、球団ワーストを更新する8戦未勝利(1分け7敗)。屈辱の5年連続負け越しも確定した。チームは残り15試合で、借金15となり今季の勝ち越しの可能性も消滅。首位の広島が優勝を間近にする一方で、巨人に勝てない、甲子園で勝てない今のタイガースはファンから見放されてしまうのか。この日の観衆発表は3万6231人と空席が目立ち、主催試合の満員発表も17試合ぶりに途絶えた。

 背番号19は責任を背負い込む。「点をあげないように、もっと粘らないといけなかった。負けてしまえば一緒なんで」。エースの復活なくして大逆転CS進出はありえない。その復活を、もう少し期待して待つ。(湯澤 涼)

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